ゲレンデ良好、景観最高 月山スキー場オープン

眼下に朝日連峰を望み、雪の感触を楽しむスキーヤー=西川町・月山スキー場

 夏スキーの名所として知られる西川町の月山スキー場が12日、今シーズンの営業を開始した。青空の下、県内外から訪れたスキーヤーやスノーボーダーが雪の感触と雄大な山々の景色を満喫した。

 暖冬の影響で、この日の積雪は約8メートル。例年より2メートルほど少ないものの、ゲレンデのコンディションは良好という。オープンとともに愛好家たちが待ちかねたようにリフトに乗り込み、続々と真っ白なゲレンデに繰り出した。眼下には朝日連峰などの稜線(りょうせん)が広がり、来場者は「気持ちいい」「最高」などと声を上げながら滑走していた。今季は7月中旬まで滑走ができる見込み。

 福井市から訪れた自営業河合良信さん(42)と長男のそら君(9)は「空気が澄んでいて景色もきれい」「頂上まで行ったよ。たくさん滑って楽しかった」と話していた。

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