仕出し弁当で17人食中毒、患者らからノロ検出 岐阜・高山市のレストラン調理

 岐阜県は12日、高山市荘川町新渕のレストラン「銀花」を運営する木下商会が調理した仕出し弁当を8日昼に食べた20~60代の男女17人が嘔吐(おうと)や下痢、発熱などの症状を訴え、うち14人が医療機関を受診したと発表した。入院者はおらず、いずれも快方に向かっている。

 県生活衛生課によると、仕出し弁当には鶏唐揚げやアジフライ、煮物、だし巻き卵、サラダなどが入っていた。患者と調理従事者の便からノロウイルスが検出されたことなどから、飛騨保健所は同店を原因とする食中毒と断定。12日から再発防止措置が講じられるまでの間、営業禁止処分とした。

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