インドゆかりの音で奉納 等覚院、花まつり 川崎市宮前区

本堂でシタールを演奏する田中さん(中央)

神木山等覚院で4月8日、釈迦の誕生日を祝う花まつり法要と奉納演奏が行われた。

同院では2年前から、花まつりに合わせ、演奏や舞を奉納。インドの民族弦楽器・シタール奏者の田中悠宇吾さんらが、本堂でその日限りのセッションを行ってきた。

今回は「ブッダバサント」と題し、田中さんと、サウンドアーティストの松本一哉さんが共演。田中さんは「バサントはインドの季節名で日本の春にあたる。お越しの皆さんには立ち会いいただき、思いも一緒に納められればうれしい」とあいさつ。シタール演奏のほか、松本さんは楽器以外に紙、机なども使って音を鳴らすパフォーマンスを披露。独特な音色に本堂いっぱいに集まった立会人は静かに聴き入っていた。

© 株式会社タウンニュース社