息子名乗る男から電話、なりすまし125万円被害 桑折の70代女性

 桑折町の70代女性が12日、息子を名乗る男らに現金125万円をだまし取られたと福島北署桑折分庁舎に届け出た。同分庁舎は「なりすまし詐欺」事件とみて調べている。

 同分庁舎によると、10日午前10時ごろ、女性方に医師を名乗る男から「息子が今救急車で搬送されている」などと電話があった。その後、息子を名乗る男が電話で「病院で財布とスマホをなくし、カードや現金も抜き取られた。約500万円の損害があり、取引先の社長が用立ててくれることになった」と女性に伝えた。

 さらに取引先の社長を名乗る男から「お母さんも用立ててほしい。部下が受け取りに行く」と電話があり、女性は自宅付近で部下を名乗る男に現金125万円を手渡したという。

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