ウッズ、驚きの左打ちから窮地脱出 海外絶賛「滲み出る品格を示した」 24回連続予選通過の新記録

マスターズに出場するタイガー・ウッズ【写真:ロイター】

米メジャー・マスターズ

米男子ゴルフのメジャー初戦・マスターズは現地時間12日、米ジョージア州オーガスタ・ナショナルGC(7555ヤード、パー72)で第2日が行われた。大会5度の優勝を誇るタイガー・ウッズ(米国)は日没順延となった第1ラウンドの残りも合わせて23ホールをプレー。通算1オーバーで予選通過が確実となった。本大会24回連続予選通過の新記録。初日には左打ちでピンチを脱出。「窮地を脱する衝撃的なショット」と海外メディアも称えている。

第1ラウンドを2バーディー、3ボギーの73で終えたウッズ。2番パー5でいきなりピンチを迎えていた。ティーショットを左に曲げ、ボールは木の根元に。右打ちではとても打てない状況だったが、ここで左打ちを選択。アイアンを器用に操り、フェアウェーに運んでこのホールをパーとした。

さすがの映像を英衛星放送「スカイスポーツ」のゴルフ専門インスタグラムは「あなたが見逃していた場合のために。タイガー・ウッズが林から左打ちでチップした!」と記して公開。英紙「ザ・サン」米国版は「タイガー・ウッズが左打で林を脱出するマスターズでの素晴らしいプレーにファンも『クレイジーだ』と息をのむ」との見出しで記事を掲載した。

このショットについて「タイガー・ウッズがマスターズで窮地を脱する衝撃的なショットで、未だに滲み出る品格を示した」「右利きにとっては通常のショットを打つには不可能な状況」と絶賛した。

ウッズは第2ラウンドを4バーディー、4ボギーのイーブンパーで回り、現時点で首位とは7打差の暫定21位。“ゴルフの帝王”ジャック・ニクラスに並ぶ大会最多6度目の優勝を目指す。

THE ANSWER編集部

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