柳津駅改修、きょうオープン 赤べこの張り子工房、カフェを併設

テープカットし、情報発信交流施設のオープンを祝う関係者

 柳津町がJR東日本東北本部から無償譲渡を受け、改修したJR会津柳津駅は13日、「町会津柳津駅舎情報発信交流施設」として生まれ変わる。12日、現地でオープニングセレモニーが行われ、関係者が只見線を軸とした新たな観光拠点の誕生を祝った。

 同駅は只見線の停車駅として1927年に建築された。町は歴史ある駅舎の保存と継承、地域活性化を目的に改修した。従来の建物の姿を生かしつつ、耐震補強を施し、町内が発祥とされる赤べこの張り子工房やカフェ、観光案内窓口などを整備した。建物は木造平屋で、建築面積は約200平方メートル。総事業費は1億3855万円。

 セレモニーでは、小林功町長が「オープンを契機に駅を中心とした地域活性化の拠点施設としての役割を果たしていきたい」と式辞を述べた。式後、出席者がテープカットした。

 営業時間は午前8時半~午後5時。工房とカフェは不定休。13日は午前10時にオープンし、駅舎内や駅前広場で赤べこの絵付け体験などの記念イベントを開催する。問い合わせは町地域振興課(電話0241.42.2114)へ。

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