茨城県桜川市内の里山でヤマザクラが見頃を迎えている。同市平沢地区の高峯と呼ばれる里山では、白や淡い桃色の花と赤芽が新緑に入り交じり、山肌を春の色に染めている。
12日、山頂周辺では、ハイキング客が一息つきながら写真撮影を楽しむ姿が見られた。付近には、山道沿いや谷間に咲くヤマザクラと共に岩瀬地区の街並みを見下ろせる「第二展望台」があり、訪れた人は美しい眺望に見入っていた。
ヤマザクラの保全活動に取り組む一般社団法人「桜川保勝会」の渡辺雄司代表理事専務(59)は「今週末から来週中ごろにかけては、赤芽が紅葉のように山を彩り、遅咲きのサクラが咲く『第二の見頃』を迎える」と話した。
