別府大短大生が考案、おいしい「あまざけあめ」 佐伯市のぶんご銘醸と菊水製菓のコラボ商品【大分県】

「あまざけあめ」をPRする(左から)宮本営業部長、尾崎社長、田中市長、岡本教授、狩生社長=佐伯市役所

 【佐伯】別府大短期大学部食物栄養科の学生が発案し、開発が進められていた佐伯市のぶんご銘醸(市内直川横川、狩生孝之社長)と菊水製菓(市内女島、尾崎修社長)のコラボレーション商品「あまざけあめ」ができた。13日からぶんご銘醸の甘酒工場・麹(こうじ)の杜(もり)(市内上岡)などで販売する。

 昨年6月から市、同工場、同大の学生らが連携して甘酒を使った商品開発などを進めていた。「あまざけあめ」もその一つ。昨秋、菊水製菓が同工場の甘酒を使ったあめの開発を始め、今年2月の試食会に試作品を出品。評判もよく、常温商品であることから販売可能と判断した。

 販売開始を前に、狩生、尾崎両社長、菊水製菓の宮本治営業部長、同大の岡本昭教授が9日、市役所を訪れ、田中利明市長に商品化を報告。試食した田中市長は「透明感があっておいしい」と太鼓判を押した。

 「あまざけあめ」は1袋150グラム入りで450円(税込み)。開発の中心となった宮本部長は「甘酒の風味と味わいを重視した。ベースのあめに投入する甘酒を米、こうじの粒があるものとないもので試したり、量やタイミングも変えてみたりした。時間をかけてほんわかと香るあめに仕上がった」と笑顔。狩生、尾崎両社長は「いいものができた。これからの展開が大事」と新商品に期待を寄せた。

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