県重要文化財の阿弥陀三尊を一般公開 小野・光明山無量寺

公開されている県重要文化財の阿弥陀三尊

 小野町小野赤沼の光明山無量寺で12日から、県重要文化財の阿弥陀三尊の一般公開が始まった。2021年に修復されたばかりの像で、境内に咲く桜の開花時期に合わせて公開している。14日まで。

 同寺は平安時代後期に開山し、阿弥陀如来像と両脇侍像の三尊像も平安時代に制作されたとみられる。制作から約900年が経過し、劣化や損傷がみられたことから2年を費やして修復。22年1月に修復した三尊像を期間限定で公開した。

 再公開を希望する声が多く、境内にある樹齢300~400年の枝垂れ桜の開花に合わせて公開することを決めた。桜と三尊像の共演が町を訪れる観光客を楽しませている。拝観料は無料。時間は午前9時~午後4時。

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