ラツィオに激震! 鎌田と定位置を争う“10番”L・アルベルトが退団決意「もう1ユーロも……」

ラツィオに所属するスペイン人MFルイス・アルベルトが同クラブでプレーするのは、今季限りとなるかもしれない。

12日に行われたセリエA第32節で、ラツィオはサレルニターナと対戦。チームは前半だけで3ゴールを奪う好調ぶりで、最終的には4-1と快勝。本拠地『スタディオ・オリンピコ・ディ・ローマ』で勝ち点3を獲得し、公式戦の連敗を「2」でストップさせた。

この試合、ラツィオのイゴール・トゥドール監督は日本代表MF鎌田大地とL・アルベルトを同時起用。トゥドール監督が今年3月に途中就任してからというもの、それまで絶対的な主力だった“背番号「10」”L・アルベルトはベンチに座る機会が多くなったが、サレルニターナ戦では鎌田とともにピッチに立った。

共存の目途が立ったかに思われた鎌田とL・アルベルト――。だが、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』など複数メディアによると、サレルニターナ戦後に行われたインタビューでL・アルベルトは自身の去就について驚きの発言をした模様だ。

L・アルベルトは同クラブでの将来について訊ねられると「プロジェクト? 分からないけど、これが僕の最後のシーズンであるのは分かっている」と、今季限りでの退団を示唆。さらに、次のような不満を口にした。

「もうラツィオから1ユーロも受け取りたくないんだ。すでに契約解除を求めている」

「今後の4年間については他の人たちに任せている(現行契約は2027年6月30日に満了)。このクラブは僕に多くのものを与えてくれた。だけど、僕の給料を他の人に託す時が来たんだ」

2016年8月にラツィオに加入すると、中盤の要として主力を張り続けてきたL・アルベルト。トゥドール監督到来による鎌田との序列の変化が退団を決意させたのだろうか。

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