ナイフを投げつけ女性脅迫容疑 尾鷲市職員の男を逮捕

 【尾鷲】知人女性にナイフを投げつけ、脅迫したとして、尾鷲署は11日、暴力行為法違反の疑いで、尾鷲市古戸町、同市職員畑名(はたな)計伸(かずのぶ)容疑者(56)を逮捕した。

 逮捕容疑は九日午後9時半ごろ、同所の畑名容疑者の自宅で、市内在住の40代女性にナイフを投げつけ、「アキレスぐらい切って車イスにしたろか」などと言って脅迫した疑い。女性にけがはなかった。

 同署によると、女性が10日、署に相談して発覚した。二人は以前からトラブルになっており、畑名容疑者が女性を自宅に呼んだという。同容疑者は「分かりかねます」と容疑を否認している。

 加藤千速尾鷲市長は「市民の皆さまにご迷惑と、行政に対する不信感を与えてしまい、心からおわび申し上げる。今後は司法などの判断が明らかになり次第、厳正に対処する」とコメントした。

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