ドジャース・大谷翔平選手（２９）の元通訳で銀行詐欺の疑いで連邦検察から訴追された水原一平容疑者（３９）が１２日（日本時間１３日）にロサンゼルス連邦地裁に出廷し、審問を受けた後に保釈金２万５０００ドル（約３８０万円）を払って保釈された。
これを受けて大谷はＬＡタイムスを通じて「司法省の捜査に大変感謝しています。私個人としてはこれで一区切りがつき、野球に集中したいと思います」と話した。１６００万ドル（約２４億５０００万円）を不正送金される被害を受けた大谷も捜査に協力し、事件の早期解決を願った。水原容疑者は「大谷との接触禁止」「ギャンブル依存症の治療」などの保釈条件を受け入れ、弁護士が代弁した声明文で「大谷に謝罪したい」とし、次回罪状認否で罪状を認める方向とされる。大きな進展が見られたことで大谷も一安心に違いない。
この日は本拠地に戻ってのパドレス戦に「２番・ＤＨ」でスタメン出場。８試合連続安打と松井秀喜氏と並ぶ日本人選手最多の通算１７５本塁打を狙うが、ストレス軽減で視界良好だろう。
