「YouTuberおもんないですよね?」と一刀両断の粗品に、大悟が諭した鋭すぎる「芸人との大きな違い」

粗品さんの「YouTuberおもんないですよね?」という直球の問いかけに、出演者からさまざまな意見が飛び出しました。

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千鳥(大悟さん、ノブさん)、粗品(霜降り明星)さん、蛍原徹さん、森香澄さん、山田邦子さん、横川尚隆さんが出演した、4月12日放送の『酒のツマミになる話』。

森香澄「私はYouTuberさん、大好きなんで。毎日見ます」

粗品さんは、YouTuberについて「出始めのころは『プロでもないし、おもんないねん』と言われていたじゃないですか」「でも、最近は認められ出した風潮がある」と切り出しました。

「はい、はい」(ノブ)、「将来なりたい職業とかな」(大悟)などの声があがるなか…。

粗品:いや、YouTuber……おもんないですよね??

一同:あははははは。

ノブ:(立ち上がって)もう、やめてくれ!

粗品:芸人なのに「YouTuberおもろいなぁ」言うてるやつも、めっちゃ嫌いで。

大悟:そんなやつ、おる?

粗品:僭越(せんえつ)ながら、宮迫(博之)とか…。

元相方の蛍原さんもいるなか、急に粗品さんが宮迫さんの名前を出し呼び捨てにしたため、一同騒然。ノブさんは、粗品さんにおしぼりを投げつけました。

蛍原:「さん」な!

ノブ:(蛍原さんを見て)俺が代わりに投げました。

粗品:いや、もう先輩じゃないんで。

ノブ:先輩や!

粗品:先輩じゃないですよ、あいつ。もう辞めたんで。先輩ちゃうやろー!

粗品さんが暴走すると「先輩や!」(大悟)、「サイテーだ、サイテー」(山田)という声があがるなか、蛍原さんは大笑い。

そして、粗品さんは「YouTuberを面白いと思ってるかどうか、聞きたい」と前のめりで問いかけました。そこで、一人ひとりが答えていくことに。

森:世代的なものもありますけど、私はYouTuberさん、大好きなんで。毎日見ますね。

粗品:面白いから好き?面白いか、面白くないかですよ。

森:面白い。腹抱えて笑いますよ。

粗品:うわ。終わったな…。

大悟:森ちゃんの感覚は、それでいい。

粗品:まぁ、それは(そういう人が)いていいですよ。

横川:僕は、あまりギャハハって笑うことはないかもしれないですね。(YouTuberを)すごいなとは思いますけど、やっぱりこういう(目の前の面々を指し、芸人の)面白い方々を見てからだと…。

粗品さんは「お金を稼ぐこと、人を惹きつける能力は否定しないですけど、面白さっていうところ。仕事として差別してないし。ほんまにすごいと思います」と、YouTuberという職業については認めた上で、とにかく“面白さ”が気になる様子。

蛍原さんは、元相方の宮迫さんのYouTubeについて聞かれると、「何本か見たことある」といい「加藤浩次と話している動画は、普通にトーク番組として面白いなって。笑い声を出す面白さではなく、興味深い面白さ」と語りました。

粗品:じゃあ、おもしろくないってことっすか?

大悟:いや、いや。トークとして面白かったって言うてるやん。

ノブ:宮迫さん(を例にあげるの)は、ちょっと難しいんじゃない?(語るべきなのは)YouTuber。

粗品:YouTuberすよ、あいつ。

ノブ:あいつ!?宮迫“さん”!大先輩!

粗品:いやいや、違います。

大悟:なんで、それくらい折れられへんねん?

粗品:芸人史上主義なんですよ。

ノブ:今はYouTuberだから、違うだろうってことね。

一方、山田さんは「宮迫くんのYouTube出て、面白かった。(宮迫さんプロデュースの焼き肉店)牛宮城も行って一緒に焼き肉食べて。プライベートでも行ってるよ」と告白。

ノブさんが「仲が良いんですね!?」と驚くと、山田さんはすかさず「仲良くない」と否定して、みな大笑いに。

山田さんは「私はあまりYouTuberと言われてる人とは会ったことがないから、評論はちょっとできないかも。わからない」とコメントし、これには粗品さんも納得しました。

粗品 千鳥の回答に興味津々!大悟「芸人との違いは…」

そして、粗品さんがとくに聞きたかった千鳥の意見は…。

ノブ:息子が「(YouTuberが)パルクールみたいなのやってるから面白いよ」っていうから、見たけど、なんか危ないだけ。

一同:あははははは。

ノブ:「危ない!危ない!」だけで、面白くはない。無茶して「危ない」…。

粗品:おおっ(と、うれしそう)。

ノブ:だから、面白くはないよ。

粗品:うわ!よかった!

ノブ:そりゃあ、面白くはないよ。オープニングトークも「(独特のノリで)はーい、なんとかなんとかで~」って(早口でまねる)。

粗品:(手を叩いてうれしそうに高笑い)

ノブ:面白さはゼロ!ただ、これが見られるんだな。この仲間感がいいんだなということは(わかる)。

山田:そう、そう、そう。

ノブ:でも、粗品みたいに「芸人の方がおもろいでしょ」と強く言えないのは、その方たちより、大西ライオンの「ゴル配(パイ)ないさー」が一番面白くない!

ノブさんが後輩芸人・大西ライオンさんのYouTubeチャンネルを引き合いに出したことで、一同大ウケ。自身の意見と笑いを見事に融合させた回答を披露しました。

大悟さんも、息子から「おもろい」と言われて見せてもらったことがあるというYouTuberの話を引き合いに出しました。

大悟:何人組かのやつ、ほんまに名前もわからんよ。見て、(息子に)「おもんない、こんなもん。笑うな」って言ったことある。ワシが言うたんは「こんなもん、パパ(芸人)になれんかったやつらの集まりや」って。

粗品:(両手をあげて)ありがとうーー!

一同:あははははは。

粗品:(こういうのを)聞きたかった!

以前、同じ話を『酒のツマミになる話』でしたときは、放送後に「大悟がYouTuberを…」というニュアンスで記事にされたそうで、「ワシはYouTuber全員のことを、そんなふうには言ってない。ワシが見たやつは!」と、あくまで自分が見たYouTubeについてのことだと説明。

大悟:「これをおもろいと思う感覚にはなるなよ」っていうのを、息子に言うてん。あと、芸人もそうやん、おもろいやつもおりゃ、おもんないやつもおるし。

粗品:はい、はい。

大悟:YouTuberの中にも、おもろいのも、おもんないのも、おると思うよ。でも何が違うって…。

そう言って、大悟さんは「YouTuberと芸人の大きな違い」について語りました。

大悟:ワシらは、舞台立ってたやん。

山田:うん、そう!

大悟:あれって、若いころ(の舞台は)、千鳥だけを見に来てないじゃないですか。違う芸人を見に来てる人を、ワシらは笑かしてた。そういう基本があるけど…。

ノブ:そうね、そうね。

大悟:たぶん、あの人ら(YouTuber)は、自分だけを見に来る人を笑わせるから、“笑かし方の戦い方”が違うっていうか。

蛍原:そうか、そうか。

大悟:それを見てるやつは、おもろいんやろうけど、ワシらから見たら、おもろくはないわな。芸人は、ここ(自分を見に来た人)だけを相手にしてても売れへんやん。

粗品:(唸るように)いや、いいですねぇ~。

蛍原:ほしいの(答え)もらってる!

山田:スッキリしてる(笑)。

大悟さんからの意見を聞いた粗品さんは、「めちゃくちゃ、いいやん!」と満足げに言って、腑(ふ)に落ちた様子。

粗品さんは、自身のYouTubeについて「トップYouTuberより再生数は全然負けてる」と語り、「確かにそれはすごい」と認めていました。

『酒のツマミになる話』(フジテレビ)2024年4月12日放送より

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