居酒屋で、店員さんを親切心で手伝うも → 同僚「やめなよ」私「えっ」実は【ありがた迷惑】だった!?

相手を思って『親切心』でやった行動、実は「ありがた迷惑だった」なんて経験はありませんか?
その境界線は人によって違うため、ときには失敗してしまうこともあるでしょう。
今回もそんな、良かれと思ってやった行動が咎められた、筆者の友人から聞いたお話です。

仕事は忙しいものの同僚たちに恵まれた

これは、会社で呑み会が開かれたときの話です。

私は、社会人3年目のOL。

新入社員時代はなかなか慣れなかった仕事も、ようやく自信をもって任せてもらえるようになりました。

仕事はなかなかハードで、残業が当たり前。

ときには転職したくなることもありますが、同期も上司も後輩も、とっても素敵な人ばかり。

『職場の仲間に恵まれたなあ』と思うと、モチベーションを維持できていました。

入社後初めての呑み会が開催!

そんなあるとき、私が入社してから初めてとなる呑み会が開かれることに。

実は、私が入社したときは丁度、新型コロナウイルスが世界的に大流行したころ。

呑み会なんてもってのほか、仕事も最初は在宅で取り組むこともありました。

ようやく流行り病も落ち着き、出社できるようになってからは、同僚たちと会えるのが嬉しくて嬉しくて。

社会人になってからというものの、流行り病でなかなか外出もしにくかったため、今回の呑み会が楽しみで仕方ありませんでした。

忙しそうな店員さんを思って動いたら……

仕事終わり、いざみんなで予約していた居酒屋へ。

送別会の時期ということもあってか、お店は大繁盛!
店員さんがとにかく忙しなく、行ったり来たりしていました。

それは、私たちがご飯を食べ始めてからも変わらず。

『さすがにかわいそう』と思った私は、店員さんの手助けをすることに。

店員さんの持っているお盆からひょいと料理をとったり、空いたグラスをお盆の上に置くようにしていました。

すると、同僚からまさかの苦言が!

『ありがた迷惑』になることもあると学んだ

「それ、ありがた迷惑だよ」
「止めた方がいいと思う」

親切心でしていた行動に難色をつけられ、困惑した私。
そこで、理由を尋ねてみると……。

「店員さんは絶妙なバランスをとって料理を運んでいる」
「勝手にバランスを崩されて料理を落としたりしたら元も子もない」

実際に飲食店でバイトしていたという同僚のアドバイスを聞いて、『確かに』と納得しました。

その店員さんが喜んでくれていたか、迷惑だったかはわかりませんが、良かれと思ってやったことも、相手にとってはただただ迷惑になることもあります。

それを肝に銘じて、その後は店員さんに任せて、呑み会を楽しみました。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:一瀬あい

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