マンC、パケタへの関心再燃の可能性…今夏から約162億円の契約解除条項も有効に?

マンチェスター・シティが、ウェストハムに所属しているブラジル代表MFルーカス・パケタに再び関心を示す可能性が浮上しているようだ。12日、イギリス紙『ガーディアン』が伝えている。

現在26歳のパケタはフラメンゴの下部組織出身でミラン、リヨンを経て、2022年8月にウェストハムに5100万ポンド(約97億円)の移籍金で加入。昨年度はヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)制覇に大きく貢献したほか、今シーズンもここまで公式戦37試合出場で8ゴール7アシストを記録する活躍を見せている。

そんなパケタには昨夏の移籍市場でマンチェスター・シティから関心が寄せられており、同選手自身も移籍に前向きになっていることが伝えられていた。しかし、賭博違反の疑いでイングランドサッカー協会(FA)や国際サッカー連盟(FIFA)から調査を受けたことで移籍は破談に終わっていた。

パケタ自身は不正行為を否定しており、昨年10月には自身の携帯電話へのアクセスを許可するなど捜査に協力する姿勢を示していることから、この問題が終結するのは時間の問題と見られている。それでも、FAの調査期限は明らかになっておらず、依然としてこの問題は解決していない。

そんななか、ポルトガル代表MFベルナルド・シルヴァやベルギー代表MFケヴィン・デ・ブライネの去就が不透明となっているマンチェスター・シティは、改めて今夏の移籍市場でパケタ獲得を画策しているという。しかし、実際に獲得に動くのは昨夏問題となった賭博違反の疑いが解決され次第となっているようだ。

なお、移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏によると、パケタの契約には今年7月1日から有効となる8500万ポンド(約162億円)の契約解除条項が付随している模様で、問題が解決した際にはマンチェスター・シティはこれを支払う可能性も浮上しており、今後の行方には注目が集まっている。

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