全国3例目 ふるさと納税自販機 大村市が長崎空港に設置 寄付額1万~2万4000円

長崎空港に設置されたふるさと納税の自動販売機=大村市箕島町

 ふるさと納税の寄付額を増やそうと長崎県大村市は12日、寄付の手続きができる自動販売機を長崎空港(同市箕島町)1階エスカレーター横に設置した。県内初の試み。空港に設置するのは羽田、宮崎に続き全国3例目。
 自動販売機はタッチパネルを操作し、希望の返礼品を選択。氏名や住所などを入力し、クレジットカードで決済すると、返礼品が自宅に送られる仕組みだ。
 長崎空港に設置された自動販売機は、寄付額1万~2万4千円までの返礼品9品目を設定。塩ゆで落花生「ゆでピー」や松原包丁など地元の名産品のほか、市内で生産・加工されたカステラや長崎和牛、皿うどんなどを選べる。
 同市のふるさと納税寄付額は昨年度、総額約4億6千万円。市観光振興課によると、空港に設置することで旅行者の目を引くとともに、地元産品のアピールにつなげたい考え。
 同日空港で記者会見した園田裕史市長は「本県を訪れ魅力を感じた人に『大村頑張れ』と応援いただきたい。県や大村のリピーターになるきっかけにしたい」と話した。

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