思川開発事業(南摩ダム)に伴い鹿沼市が整備していた同市上南摩町の水源地域振興拠点施設(通称・スノーピーク鹿沼キャンプフィールド&スパ)の竣工(しゅんこう)式典が12日、同所の多目的広場で行われた。関係者約100人が同市の新たなランドマークの誕生を祝った。
施設は大手アウトドアブランドのスノーピーク(新潟県)が指定管理者になっている。式典には佐藤信(さとうしん)市長や同社社員のほか、福田富一(ふくだとみかず)知事、地元議員、ダムの利水自治体の関係者らが出席。オープニングアトラクションとして、上南摩町から同市久野に伝わったとされる獅子舞が披露された。
佐藤市長は「市の魅力が詰まった市を代表する施設の一つ。関係者の多大なる支援に感謝」、同社の高井文寛(たかいふみひろ)専務は「ここまで充実した自然体験施設は全国でもまれ。地元、日本全国、世界から愛される施設にしたい」とあいさつし、福田知事らとテープカットを行った。
施設は13日午前11時にオープンし、市内の飲食店などが出店するマルシェも開かれる。