「世界を変える30歳未満」選出のイケメン俳優がギャングスタに!獄中ラッパー下剋上物語『RHEINGOLD ラインゴールド』主演エミリオ・ザクラヤを大解剖

『RHEINGOLD ラインゴールド』©2022 bombero international GmbH & Co. KG / Palosanto Films Srl / Rai Cinema S.p.A / Lemming Film / corazón international GmbH & Co. KG / Warner Bros. Entertainment GmbH

『女は二度決断する』でゴールデングローブ賞外国語映画賞を受賞したほか、世界三大映画祭で主要賞を獲得するなど、世界中で高い評価を受けているドイツの若き才能、ファティ・アキン監督の最新作『RHEINGOLD ラインゴールド』が、ヒューマントラストシネマ有楽町、シネマート新宿、Bunkamuraル・シネマ渋谷宮下ほかにて全国順次公開中だ。

ドイツから世界へ羽ばたく最注目イケメン俳優とは?

本作で主人公の“ギャングスタ・ラッパー”「Xatar(カター)」役を演じるのは、今ドイツで最も勢いのある若手イケメン俳優のエミリオ・ザクラヤ。子役からキャリアをスタートさせ、これまで「悪魔は私の大親友」(マルコ・ペートリ監督:日本未公開/Netflixで配信中)など、ティーン向けラブコメ映画で活躍しドイツでアイドル俳優的なポジションだったザクラヤは、本作をきっかけに大変貌。卓越したラップスキルに端正な顔立ちを引き立てるスキンヘッド、そしてフルコンタクト空手のドイツ選手権で優勝した経験もある屈強な肉体で、オラオラなカターを見事に演じてみせた。

ギャングスタ・ラッパー役としての危険な色気だけでなく、カターが恋心を寄せるシリンとのロマンスシーンでは、甘さのある表情でイケメンっぷりを発揮し、2022年には期待の若手俳優に贈られる第25回ヨーロピアン・シューティング・スターに選出。その翌年、2023年にはフォーブス誌の「世界を変える30歳未満の30人(30 UNDER 30)」ヨーロッパ・エンタメ部門にも選出された。そして、ローランド・エメリッヒがメガホンを執る、製作費200億円超えの超巨大バジェットTVシリーズ「Those About to Die(原題)」への出演も決定。アンソニー・ホプキンスやトム・ヒューズなど世界的に活躍する俳優の出演情報もあり、ザクラヤの注目度が上がることも間違いないだろう。

ということで、今後ますますの活躍が期待されるエミリオ・ザクラヤについて、新たに解禁された本編映像と併せてさらに深堀りしていこう。

爽やかモテ男イメージを払拭! 屈強な肉体美を魅せる”カター”の色気香る本編映像

このたび解禁された映像は、ザクラヤの魅了がたっぷり伝わる本編シーンの数々を切り取ったもの。1999年、ドイツ・ボンでドラッグの売人を始めるも、不良たちに喧嘩でボコボコにされたジワは、ボクシングジムで戦い方を学び、馬鹿にしてきた奴らを全員ぶちのめすほどの “カター(=クルド語で「危険」の意)”となった。その後、ラップミュージックと運命的な出会いを果たすも、ドラッグの密売で捕まり少年刑務所に入ってしまう。

時は経ち2007年。アムステルダムに降り立ったのは、スタイリッシュなレザーのジャケットを身に纏ったカター。服の上からでもわかる屈強な肉体美と、端正な顔立ちを引き立てるスキンヘッドのルックスからは、危険な色気が漂っている。音楽事業へいよいよ踏み込もうと、未来への期待に溢れた瞳をしているカターは資金調達のため、裏社会を束ねる男“イェロ”と面会し、クラブの用心棒の職を得たことで、ますます裏社会に足を踏み入れていく。やがて相棒のサミーと共に、イェロに紹介された液体コカインの密売にまで手を出すことになり……。ゴージャスなレザージャケット姿だけでなく、ヒップホップのアイコン的ファッションでもある3ラインのジャージも着こなす、ザクラヤのイケメンっぷりにも要注目だ。

そして、イカツいフェイスで危険な世界に身を置くカターの姿だけでなく、演じるザクラヤの甘いマスクを引き立てるロマンスシーンも本作の魅力。ボンで幼馴染のシリンに恋心を伝えるシーンでは、これまでの強面なイメージとは違い、どこか柔らかさも覗かせる。シリンと二人きりになるため、彼女の同僚に「一服だけではなく二服」してくれと頼み、お互いの過去を振り返りながら「俺たちは一緒になるんだ」とスウィートに口説くのだが……。カターとしてではなく、青年ジワとしての表情を見事に魅せる、ザクラヤの名演を堪能できるシーンとなっている。

【エミリオ・ザクラヤ(Emilio Sakraya) プロフィール】

1996年6月29日、ドイツ・ベルリン生まれ。9歳から子役としてキャリアをスタート。幼少の頃、音楽、空手、カンフー、パルクールに熱中し、フルコンタクト空手ではドイツ選手権で優勝するほどの腕前を持つ。2010年にモーリッツ・ブライプトロイが出演する映画“Zeiten ändern dich”(ウーリー・エデル監督)で映画デビュー。その後、数々の映画やテレビに出演。大ヒットしたドイツのテレビドラマ“Bibi&Tina”(14-16)シリーズに出演後、「4ブロックス」(17-19)と『ロック・マイ・ハート』(17/ハノ・オルダーディッセン監督)でメインキャストを務めた。主演作も数多く、“Kalte Füße”(18/ウォルフガング・グロース監督)、Netflixオリジナルドラマ「トライブス:明日を拓きし者」(21)、俳優としても活躍しているティル・シュヴァイガー監督作“Die Rettung der uns bekannten Welt”(20)、Amazonスタジオによるドイツ初のオリジナル映画“One Night Off”(21/マーティン・シュライアー監督)など。本作『RHEINGOLD ラインゴールド』の演技により、2022年には期待の若手俳優に贈られる第25回ヨーロピアン・シューティング・スターに選出。ミュージシャンとしても活動し、20年9月18日、1stアルバム「Roter Sand」、22年7月1日には2ndアルバム「1996」をリリースしている。

【主な出演作】
2014~2016年TVドラマ「Bibi&Tina」
2018年 『悪魔は私の大親友』(日本未公開)
2020年 Netflixオリジナルドラマ 「シスター戦士」
2021年 Netflixオリジナルドラマ 「トライブス: 明日を拓きし者」
2021年 『One Night Off』(監督:マーティン・シュライアー)
2022年 『RHEINGOLD ラインゴールド』
2024年 『60ミニッツ』 主演(監督:オリヴィエ・キーンル)
待機作 TVシリーズ「Those About to Die」

『RHEINGOLD ラインゴールド』は全国順次公開中

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