【立山黒部アルペンルート】4/15開通! 大迫力の「雪の大谷」イベントもフォトスポットも盛りだくさん

立山の春の風物詩「雪の大谷」。間近で見上げると圧巻(写真提供:立山黒部アルペンルート)

長野、富山の県境にそびえる立山連峰。その玄関口となる標高2,450m「室堂ターミナル」へのアクセスルートが「立山黒部アルペンルート」。富山県側は「立山駅」、長野県側は「扇沢駅」からと、両県からアクセスが可能。毎年、冬期は大量の積雪のために春までクローズされるが、今年も4月15日(月)に全線開通となる。

春の立山の風物詩ともいえる「雪の大谷」を楽しむ『立山黒部・雪の大谷フェスティバル』が室堂ターミナル周辺にて今年も開催。誰もが立山の自然の偉大さを感じられ、楽しむことができるイベントが盛りだくさんとなっている。

■20mに迫るほどの雪の壁「雪の大谷」

世界でも有数の豪雪地帯ともいえる立山。標高2,450mの室堂周辺の大谷では吹きだまりとなり、特に積雪量が多い。この大谷を通る道路を除雪してできるのが「雪の大谷」。道路の両側、バスの高さを優に超える高さ20mを迫るほどの雪壁は圧巻。

■家族でも楽しめるイベントが盛りだくさん!

街中では桜の開花のニュースもあり、本格的に春が訪れてきたが、まだまだ立山は見渡す限り一面、雪の世界。それでも『立山黒部・雪の大谷フェスティバル』では、本格的な雪山登山というわけではなく、家族や仲間と雪の大谷を楽しむことができ、大自然を体感することができる。

●雪の大谷ウォーク

立山黒部アルペンルートの道路を除雪した際に現れる巨大な雪壁「雪の大谷」は高さ20mに迫るほど。その景色を間近に楽しめる「雪の大谷ウォーク」は、今年で開催30周年を迎える立山の春の風物詩。

期間:4月15日(月) ~ 6 月25日(火)
場所:ウォーキングゾーン
開催時間:9:30 ~ 15:00

●立山ユキテラス

リラックスチェアに腰を掛けて、立山連峰、富山平野を一望。有料エリアならではの特別な場所が用意されている。ここでしか見ることができない大パノラマのなかでゆっくり立山の大自然をながめることができる。

期間:4月27日(土) ~ 5月6日(月)
場所:立山ユキテラス
開催時間:10:00 ~ 15:00(入場14:30まで)

●延伸! パノラマロード

北陸新幹線だけでなくパノラマロードも延伸! 大好評のパノラマロードを今年はメイン会場から室堂ターミナルまで延伸。写真撮影スポットや雪を楽しむことができるスポットも盛りだくさん。

期間:4月15日(月) ~ 5月6日(月)
場所:延伸! パノラマロード
開催時間:10:00 ~ 14:30

●くずそうユキカベ! 作ろう新しいミチ!

雪の壁を見るだけじゃ物足りない! 家族や仲間と立山の雪を思いっきり楽しみ、雪遊びを体験できるエリア。雪の壁をスコップで掘り進み、新しい道を完成させる、誰もが楽しめる体験型エリア。

期間:4月15日(月) ~ 5月19日(日)
*状況により期間が変更になる場合あり
場所:ユキふれあい広場
開催時間:10:00 ~ 14:30

●雪のカレンダー

雪壁の断面から調べた降雪時期などの情報が展示され、どのように雪が降り積もったかを知ることで、雪の大谷をさらに楽しむことができる。立山の自然を実感し、学ぶこともできる貴重なゾーン。

期間:4月15日(月) ~ 5月6日(月)
場所:ウォーキングゾーン
開催時間:9:30 ~ 15:00

■服装にも気をつけて! サングラス、日焼け止めも忘れずに!

雪に覆われた立山、室堂エリアは標高も高く、まだまだ冬山といったところ。暖かな服装、防水性のあるトレッキングシューズなどはもちろん、サングラスや日焼け止めも忘れずに持っていくのがおすすめ。

室堂周辺は標高2,400mほど。街中よりも紫外線が強く、雪の照り返しも相当なもの。フェスティバルとはいえ、最低限の準備は必須となるでしょう。

『雪の大谷フェスティバル』は今後さらに雪解けが進むと、ようやく姿を現し始める「みくりが池」周辺でのトレッキングや限定カードの配布、室堂ターミナル周辺でのスタンプラリーなどを予定。まずは迫りくるような雪の大谷から立山の自然の偉大さを感じてみようではないか。

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