バルサがシャビ監督引き留めへ? “残留5条件”を現地報道「三笘がオプションの1つ」

シャビ監督とブライトンの三笘薫【写真:徳原隆元】

シャビ監督は今季限りで退任の意向

スペイン1部FCバルセロナのシャビ・エルナンデス監督は、今年1月に今季限りで退任することを発表した。しかし、この発表後のクラブは9勝3分けと12戦無敗。チームの快進撃もあり、シャビ監督の残留を求める声も大きくなっている。カタルーニャの地元メディア「El Nacional」は、「残留のためにシャビ監督がラポルタ会長に要求した5つの契約」と、シャビ監督が補強を要求していると報じている。

シャビ監督の率いるバルセロナは、現在レアル・マドリードを勝ち点差「8」で追う2位につけている。これまでシャビ監督は退任の意思を変えていないと報じられてきたが、記事では「シャビ・エルナンデス監督は自身の決断を再考している。彼自身も今季限りでバルセロナを離れたいのかが不透明になった」と伝えている。さらにクラブに留まるために、5つの補強ポイントをジョアン・ラポルタ会長に提示したという。

最初に望んでいるとされたのが、マンチェスター・シティからレンタル移籍で加入しているポルトガル代表DFジョアン・カンセロの残留だ。続いて左サイドバックとして、スペイン代表DFアレハンドロ・バルデの立場を脅かす競争相手だという。

そして両サイドバックに続く、3つ目の補強ポイントに挙げられたのが中盤だ。「最も重点を置くエリアはフィールドの中央だ。多くの人の予想通り、MFオリオル・ロメウが失敗に終わり、信頼できる守備の軸なしでは、もう1シーズン指揮を執ることはできない。バルセロナはスペイン代表MFセルヒオ・ブスケツの穴に苦しみ続けている。DFアンドレアス・クリステンセン、MFイルカイ・ギュンドアン、MFフレンキー・デ・ヨングも機能しなかった」と、今季の苦戦理由に触れた。

そして「MFマルティン・スビメンディ、MFジョシュア・キミッヒ、MFアマドゥ・オナナ、MFブルーノ・ギマランイス、MFアレイクス・ガルシアがデコSDのリストの一部にある名前だ」と現状の候補を列挙している。

4人目が、近年の移籍市場で何度も話題となってきたマンチェスター・シティのポルトガル代表MFベルナウド・シウバの獲得だという。そして最後に上がっているのが、左ウイングの選手であり、記事では「ロベルト・レバンドフスキ、ラミン・ヤマルとともにトリデンテを結成する左ウイングだ。ブライトンの三笘薫、ビルバオのニコ・ウィリアムズがオプションの1つだ」と伝えていた。

同ポジションでは「バイエルン・ミュンヘンのセルジュ・ニャブリとキングスレイ・コマン、そしてマンチェスター・ユナイテッドからヘタフェにレンタル中のメイソン・グリーンウッドも計画に入っている」ともされているが、今後のクラブの動き次第で変化は生じてきそうだ。(FOOTBALL ZONE編集部)

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