【スターダム】“ブラックピーチ”渡辺桃、頂点獲りへ絶好調「ぶっ壊してやろうじゃねーかよ

ピーチサンライズで渡辺が壮麗を撃破【写真:(C)スターダム】

必殺のピーチサンライズで大乱戦の4WAYを制す

スターダムが4.12に後楽園ホール大会『STARDOM in KORAKUEN 2024 Apr.』を開催。林下詩美とジュリアが3月末に退団、フリーとしてスターダム最終試合に臨む大会とあって、注目を集めていた本大会。4.27横浜BUNTAI大会でワールド・オブ・スターダム王座への挑戦が決まっている渡辺桃(大江戸隊)が、葉月(STARS)、壮麗亜美(God’s Eye)、 ジーナ(E neXus V)との4WAYに挑んだ。

渡辺はかつてワンダー・オブ・スターダム王座の最多防衛記録を更新し、ワールド王座に一番近い位置にいたものの、現在は大江戸隊で悪の道を邁進中だ。しかしその実力は知る人ぞ知るところで、昨年末のワールド王座決定戦への進出トーナメントの決勝戦で現王者の舞華を追い詰めたのは記憶に新しいところ。

4WAYというゲーム性の強い試合上、どのように試合に絡んでいくかも勝利へのポイント。ゴング後、渡辺はすぐにリング下に降りて椅子に腰を下ろし、残りの3人に試合を任せる。と見せかけて、葉月がロープへ飛んだところで足を引っ張り転倒させるが、壮麗とジーナのダブルショルダータックルを食らってしまう。その後、壮麗とジーナのチョップ合戦に渡辺も割り込むも、ジーナが強烈なチョップで優位に。葉月も参戦するが、ジーナの圧勝に終わる。

かつて同じユニットにいたことがある渡辺と葉月が連携を見せれば、エルボーで意地を張り合う場面も。壮麗とジーナはラリアットの相打ちでお互いのパワーを確かめ合う。その後は大乱戦となるも、地力を見せつけた渡辺がピーチサンライズで壮麗から勝利を収めた(8分4秒)。

王座獲りへ絶好調の渡辺桃【写真:橋場了吾】

「舞華、こけら落としのBUNTAI、最初からぶっ壊そうぜ」

コメントブースで壮麗は「一週間以上ぶりの試合、自分はいつも真っ向勝負で戦っちゃうから、もっと考えて戦わないといけなかったなって反省。次の赤の挑戦者・渡辺桃とせっかくちょっと当たれる機会だったのに……うーん、次こそぶっ倒してやる」と悔しさをにじませた。

一方渡辺は「またスリーだよ、絶好調だよ見ての通り。アメリカで赤のベルトへの挑戦を表明したわけで、BUNTAIだろ? 私の地元、神奈川で。しかもこけら落としだっけ、新しいところでしょ? ぶっ壊してやろうじゃねーかよ、最初から。なあ舞華、二人でBUNTAIぶっ壊そうぜ」と怪気炎を上げた。ENCOUNT編集部

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