JR九州は12日、ゴールデンウイーク期間(26日~5月6日)の指定席予約状況を発表した。11日現在の九州新幹線の予約席数は前年比9.4%増の8万9000席。予約率は、新型コロナウイルス禍前の2018年(30.5%)には届かなかったものの、28.6%と前年を1.3ポイント上回った。
九州新幹線のピークは、上りが5月5日で予約率39.5%、下りは3日で42.9%。22年秋に開業した西九州新幹線の予約席数は2万1000席で、予約率は22.7%(前年比1.1ポイント減)だった。
観光列車では「指宿のたまて箱」が予約率41.9%で前年を7.8ポイント上回ったほか、「ゆふいんの森」「あそぼーい!」「かわせみやませみ」が前年比5.3~11ポイント増加。同社はインバウンド(訪日客)や国内需要の活発化が貢献したと見ている。