【新日本】ザック・セイバーJr.がマット・リドルからTV王座奪回 初防衛戦はジェフ・コブが決定的

マット・リドル(左)に足関節技を仕掛けるザック・セイバーJr.

新日本プロレス12日(日本時間13日)の米国・シカゴ大会で行われたNJPW WORLD認定TV選手権は、挑戦者のザック・セイバーJr.(36)がマット・リドル(38)を撃破し第4代王者に輝いた。

今年2月札幌大会で棚橋弘至からベルトを奪取したリドルは、米国マットでバッドデュード・ティト、藤田晃生を相手に防衛に成功。TMDKの大将としてザックがベルト奪回へ出陣した。

リドルの打撃に苦しんだザックは、飛び付き式三角絞めで捕獲しても強引に持ち上げられパワーボムを決められる。さらにニーアタック、ミドルキックで劣勢を強いられた。

再度の三角絞めも強引に持ち上げられたが、今度は体を入れ替えてザックドライバーを発射。しかしリドルの打撃の威力は一向に衰えず、ニーアタック、レインメーカー式ニーアタックで主導権を奪い返された。

それでもブロストーンだけは回避したザックは、ヨーロピアンクラッチで押さえ込む。これはカウント2で返されたものの、この試合でとことん苦しめられたニーアタックを回避するとそのまま十字架固めに移行して3カウントを奪ってみせた。

試合後のリング上にはジェフ・コブが登場し挑戦を表明。ザックは「タイトルマッチは必ずやる。ただ今日はダメだ、疲れてるから。いい髪形だね。コンディショナーは何を使っている?」と、和やかに受諾し初防衛戦での激突が決定的となった。

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