中上貴晶、初日は最下位に沈むも「再舗装された路面は大きなアドバンテージ」/第3戦アメリカズGP

 4月12日、2023年MotoGP第3戦アメリカズGP MotoGPクラス初日のプラクティスがサーキット・オブ・ジ・アメリカズで行われ、中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は22番手となり、予選Q1からのアタックとなる。

 中上は前戦のポルトガルGPでは、コーナーからの立ち上がりを改善するためにリヤのセットアップを変更。決勝では今季初のポイント獲得となったが、今回のアメリカズGPでの初日はやや厳しい走り出しとなった。

 初日は好天に恵まれ、終日ドライコンディションで行われた。午前のフリー走行1回目で中上はフロントにソフトタイヤ、リヤにミディアムタイヤを履き、終始1セットのみで計測を行っていた。序盤は上位に名を連ねる瞬間もあったが、全体のタイムが上がるに連れて徐々に後退。中盤以降も少しずつタイムを縮めるも、自己ベストは2分05秒372にとどまり、トップから2.078秒差の22番手で終えている。

 午後のプラクティスは早々に自己ベストを更新し、2分04秒台へと突入させていく。中盤以降にミディアム/ソフトとフロント、リヤともに新品タイヤに履き替えると、自己ベストを2分03秒984に更新。しかし、午後には上位勢のタイムも大きく短縮されたことにより、中上は2.587秒差の22番手と最下位に沈む結果となってしまった。

 初日は厳しい結果となってしまい、予選ではQ1からのスタートとなる。今季ベストの19番手を上回るグリッド獲得に向け、引き続きデータの分析を行っていく。

■LCRホンダ・イデミツ中上貴晶(プラクティス:22番手)
「再舗装された場所を含む路面コンディションは昨年よりも改善されていて、これは大きなアドバンテージとなっています。一部のコーナーでは課題に直面しましたが、これらの問題を理解し修正していき、パフォーマンスを向上させることに全力を尽くしたいと思います。自分たちのポテンシャルを認識し、一歩前進できるようにしていきたいです」

中上貴晶(ホンダ・イデミツLCR)/2024MotoGP第3戦アメリカズGP 初日
中上貴晶(ホンダ・イデミツLCR)/2024MotoGP第3戦アメリカズGP 初日
中上貴晶(ホンダ・イデミツLCR)/2024MotoGP第3戦アメリカズGP 初日
中上貴晶(ホンダ・イデミツLCR)/2024MotoGP第3戦アメリカズGP 初日

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