強風続きのマスターズ 予選通過ライン「6オーバー」はどれだけ珍しい?

プレーの進行に影響するほどの強風だった(Masters Images)

◇メジャー第1戦◇マスターズ 2日目(12日)◇オーガスタナショナルGC(ジョージア州)◇7555yd(パー72)

26度目の出場となるタイガー・ウッズが初日を終えて、「風が強くて、いままでで最もトリッキー」と言葉にした今年の「マスターズ」。2日目はさらに風が強さを増し、最大瞬間風速は11m/sを超えた。

フィールド上で何度もアドレスの仕切り直しを強いられるほどの風に、スコアを落とす選手が続出。予選通過ラインは時間を追うごとに下がっていき、全組終了時点で通算6オーバー、「150」ストロークまで後退した。

記録の残る1957年(21回大会)以降において、82年の「154」が予選カット最多ストローク。2023年までの平均は「148.42」となっている。

2001年以降では07年の「152」が最多で、「150」以上は16年、17年の「150」を含めて4回目。中でもザック・ジョンソンが制した07年の優勝スコア「289」(通算1オーバー)は大会史上最多優勝スコアとして記録され、同年も強風が吹く状況だった。

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