PSG・デンベレ 古巣バルセロナと新遺恨 アウェイでの対戦は「地獄になる」との見方も

ウスマヌ・デンベレ(ロイター)

パリ・サンジェルマン(フランス)のフランス代表FWウスマヌ・デンベレ(26)が、古巣ホームで〝手荒い歓迎〟を受けそうだ。バルセロナ時代のデンベレは、シャビ監督から何かと目をかけられていた。しかし、昨夏にPSGからバルセロナを上回るオファーが届くと、あっさり移籍。裏切りに近い形で去っていた。

その後、両チームは欧州チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝で激突。ホームのPSGが2―3で敗れた第1戦(10日)で新たな遺恨が生まれてしまった。スペイン紙「アス」は、デンベレが0―1の後半3分にゴールを決めた後、派手に喜び、自軍サポーターをあおったことに「ファンはそれを挑発と理解。昨夏の裏切り退団に火に油を注いだ」と指摘した。

それだけに、スペインメディア「エル・ナシオナル」は、バルセロナがホームとなる16日の第2戦に向けて「SNS上では、デンベレに対する多くのコメントが上がっている。すべては、近年彼をサポートしてきたクラブに対する無礼なお祝いのためだ。バルセロナへの登場は文字通り地獄になるだろう。デンベレがスタメン出場なら、口笛と野次を浴びるだろう」との見通しを示した。

ファンだけでなく、バルセロナイレブンにもデンベレのゴールセレブレーションは不評だったという。バルセロナ側は、勝ってデンベレをあざ笑うことができるか。

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