大谷翔平 異次元の活躍!MLB日本人通算最多タイ本塁打&通算1000本安打&3安打の猛打賞!

大谷翔平 PHOTO:Getty Images

<2024年4月12日(金)(日本時間13日)MLB ロサンゼルス・ドジャース 対 サンディエゴ・パドレス @ドジャー・スタジアム>

ドジャースとパドレス――ナショナル・リーグ西地区の首位攻防戦となったこのカードの第1試合はパドレスが8-7とルーズヴェルト・ゲームを制した。

延長戦の接戦で敗れはしたものの2番DHで先発出場を果たしたドジャースの大谷翔平(29)が異次元の活躍を見せた。

第1打席で松井秀喜氏に並ぶ日本人メジャー最多本塁打タイの175本、第3打席では二塁打で日米通算1000安打を達成。

さらに第4打席でパドレス3番手の松井裕樹から今日3安打目となる二塁打もマークして5打席3安打の猛打賞。

試合は、先制したのはパドレスだった。ドジャース先発の山本由伸(25)がソウルシリーズ以来の対決ということで注目を集めたが、1回表、2死一塁の場面でマチャドが山本のカーブをすくい上げて先制の2ラン本塁打。

さらに2回表にもキム・ハソン(28)が追撃の一発を放ち、山本を攻略した。

しかし、ドジャースも負けてはいない。1回裏に大谷翔平(29)が得意としているパドレス先発のキング(28)から松井秀喜氏が記録した日本人メジャーリーガー最多となる175本塁打に並ぶ一発を放つと、2回裏にはマンシー(33)のソロアーチ、さらにベッツ(31)の3ラン本塁打で一気に逆転。

3回裏にはT.ヘルナンデス(31)にも2ラン本塁打が飛び出し、一気にスコアは7-3とドジャースが4点をリードした。

大量リードに安心したのか、3回以降の山本は走者を出しながらも要所を締める投球で無失点に抑える好投を披露。中でも5回表はメリル(20)をセカンドゴロに打ち取ると、ウエード(29)、ボガーツ(31)をスプリットを駆使して連続三振を奪った。

この回でマウンドを降りた山本は91球を投げて5回3失点。奪三振は8という好投で2勝目の権利を持って降板した。

そんな山本に負けじと、大谷も5回裏の第3打席でレフト線へとポトリと落ちるツーベースヒットを放ち、日米通算1000本安打を達成。1試合で2つのマイルストーンを決めてみせた。

このままドジャースのリリーフ陣が踏ん張れればよかったが......

6回表にハドソン(37)がクロネンワース(30)に本塁打を喰らうと、7回表にはブレイシア(36)がボガーツの内野ゴロの間に1点を失うと、タティスJr.(25)に同点となる2ラン本塁打を被弾。試合は一気に振り出しに戻った。

7回裏には松井裕樹(28)が登板。大谷との二度目の対決は大谷が貫禄を見せるようにライトへのツーベースヒットを放ったが、要所を締めて無得点に。試合は9回までに決着がつかず、延長戦に突入した。

タイ・ブレーク制が導入された延長11回表、メリルが2死二塁の場面でベシア(28)から勝ち越しとなるタイムリーを放ち、スコアは8-7に。

そのままパドレスがクローザーのスアレス(33)がドジャース打線を抑え込んで逃げ切った。

両チームとも日本人メジャーリーガーの活躍で見どころが多数だったこの試合。明日以降も楽しみなゲームが見られることだろう。

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