広島の新サカスタ北側、安全に通行を 市民や観光客たち向け 歩道整備進む

スタジアム北側で進む市道の歩道整備

 広島市が「エディオンピースウイング広島」(中区)と市営基町アパートの間にある市道で、歩道の新設工事を進めている。隣接地の広場エリアが開業する8月までに整備を終え、市民や観光客が周辺を安全に周遊できるようにする。

 スタジアム北側を走る片側1車線の約510メートルの市道には現在、アパート側にだけ歩道がある。市は幅約12メートルの車道を約9メートルに狭め、スタジアム側にも幅約3メートルの歩道を設ける。3月に工事を始めており、5月から片側交互通行にして仕上げる。ただ完成後も近隣住民への配慮から、サッカーの試合日に観戦客は市道を通れない。

 広場エリアには、飲食や物販の商業施設「ヒロパ」や芝生広場ができ、「ひろしまスタジアムパーク」が整う。市スタジアム建設部は「日常的に公園として利用する人の安全を確保したい」としている。

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