吉田正尚3打数1安打もチームは4連敗 勝率5割に

吉田正尚(ロイター=USA TODAY Sports)

【マサチューセッツ州ボストン12日(日本時間13日)発】レッドソックスの吉田正尚外野手(30)は本拠地でのエンゼルス戦に「6番・DH」で先発出場して3打数1安打だった。打率2割2分9厘。悪送球などで3失策と守乱が目立っただけでなく、攻撃面でも連打なしで4回以降は無安打と精彩を欠いた。チームは0―7で敗れ、4連敗で貯金を吐き出して勝率5割。試合終了の直後、残っていた地元ファンから怒りのブーイングを浴びせられた。

相手先発は左腕デトマーズ。吉田は昨季の対戦では2打数無安打1三振、1死球。この日は見慣れない黒色のバットを持って打席に入った。2回二死無走者はフルカウントからの6球目、甘く入ってきた95マイルのストレートをライナーで逆方向に打ち返す左前打を放つ。5点を追う5回先頭はカウント1―2からの5球目、高めに大きく外れる95マイルのストレートにバットが止まらず、今季7個目の三振に倒れる。7回二死無走者は2番手の右腕ガルシアと対戦。1ボールからの2球目、外角に入ってきた79マイルのスライダーを捉えるが、タイミングがズレていたため平凡な右飛に倒れた。

ホーム開幕戦から4連敗のレッドソックスは貯金を吐き出してこれで7勝7敗の勝率5割となった。ここまで6本塁打を放っているものの、6回二死一塁で空振り三振に倒れ、地元ファンから容赦ないブーイングを浴びたオニールは「とてもタフだ。だが、我々にできることは明日も球場に来て、全員がベストを尽くすこと、それだけだ」と気丈に語った。

© 株式会社東京スポーツ新聞社