陸自駐屯地で重さ20キロ担ぎ5.6キロ行進 新入社員が体験入隊

自衛隊員の後に続き敷地内を歩く参加者たち(福知山市天田・陸上自衛隊福知山駐屯地)

 SECカーボン京都工場(京都府福知山市長田野町)の新入社員たちが2日間の日程で、同市天田の陸上自衛隊福知山駐屯地に体験入隊した。基本教練や行進訓練を通じ、仲間で支え合う大切さへの理解を深めた。

 工場に入社1~3年目の男性社員7人が参加した。陸曹のかけ声に合わせ、敬礼や気をつけなどの基本動作を練習した。行進訓練では、重さ20キロの背のうを順番に担いで敷地内を約5.6キロ歩いた。新入社員の日下璃来也さん(18)は「部署が違う人と仲良くなるきっかけにしたい」と話した。

 体験入隊の受け入れは新型コロナウイルス禍の影響で4年半ぶりの実施となった。1961年に始まり、市内の企業や府内の大学、高校などが規範意識や責任感を育む目的に活用している。

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