明治時代初期、札幌を拠点に北海道の開発を行い「北海道開拓の父」と呼ばれる佐賀藩出身の開拓判官島義勇(1822~74年)の没後150年を記念する顕彰祭が13日、札幌市中央区の北海道神宮で開かれた。
島の子孫のほか、山口祥義佐賀県知事や坂井英隆佐賀市長ら約170人が参加。神職が祝詞を唱え、巫女が神宮内の開拓神社に祭られた島に神楽を奉納した。
島は1869年に開拓使の判官として北海道に渡り、碁盤の目状の街づくりを構想。現在の札幌市の基礎を築いた。
山口知事は取材に「北海道の人々が佐賀の島義勇を大事にしてくれることがありがたい。これからも絆が太くなっていくことを期待したい」と話した。