「正気の沙汰じゃない」“長打が多すぎる”大谷翔平に米脱帽!3試合ぶりの本塁打と二塁打2本の大活躍「ただただ馬鹿げている」

現地4月12日(日本時間13日)、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平は、本拠地で行なわれたサンディエゴ・パドレス戦に「2番・DH」として先発出場。3試合ぶりの4号ソロを含む5打数3安打1打点と躍動し、松井秀喜氏が持つ日本選手最多のメジャー通算175号本塁打に並んだ。

偉才のバットから快音が聞かれたのは、初回1死走者なしの第1打席だ。ここでパドレスの先発右腕マイケル・キングと対峙すると、1ボールから投じられた外角高めの直球を強振。打球速度107.3マイル(約172.7キロ)、飛距離403フィート(約122.8メートル)の一撃が左中間スタンドに突き刺さり、これが“ゴジラ超え”の記念すべき一発となった。

さらに、その後もスーパースターの勢いは止まらず。5回先頭の第3打席で左翼線に落ちる二塁打をマークし、日米通算1000安打を達成すれば、7回1死走者なしの第4打席では、パドレス3番手・松井裕樹とメジャー2度目の対決が実現。ここでも右翼線の二塁打を放ち、同通算1001安打としてみせた。

このハイパフォーマンスを受け、日夜ドジャースの情報を発信している専門サイト『Dodgers Nation』のダグ・マッケイン記者は、自身のX(旧ツイッター)を更新。「またショウヘイ・オオタニが長打を放った。今夜は、本塁打と二塁打2本だ。彼はこれまでの誰よりも長打を簡単そうに見せる。ただただ馬鹿げている」と思わず脱帽していた様子だ。
また、同サイトのノア・カムラス記者は、「正気の沙汰じゃない」と反応。地元メディア『True Blue LA』のエリック・スティーブン記者は、大谷の第4打席直後、「オオタニには長打が多い。開幕16試合で15本、直近8試合で12本、20打席で9本の長打を放っている」と驚異的なデータを紹介していた。

なお、試合は両チーム合わせて8本のアーチが飛び出す空中戦となり、パドレスが延長11回の末に8対7で勝利。惜しくも敗れたドジャースは、今季初のチーム2連敗を喫している。

構成●THE DIGEST編集部

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