【ソフトバンク】山川穂高が古巣・西武戦で会心の満塁弾 ベルーナでどすこいパフォーマンス披露

6回、満塁本塁打を放ち「どすこいポーズ」を見せたソフトバンク・山川(右)

ソフトバンクの山川穂高内野手(32)が13日の西武戦(ベルーナ)で豪快なグランドスラムを放った。3―0で迎えた6回、一死満塁の好機で打席に入ると、相手2番手・水上の変化球を左中間席へ叩き込んだ。西武投手陣は前日まで開幕から12試合被弾ゼロだったが、初めて許したアーチが昨年まで在籍した元同僚だった。西武からのFA移籍1年目、かつての本拠地でド派手な一発となった。

山川はダイヤモンドをさっそうと駆け、ベンチ前でナインとともにおなじみのどすこいパフォーマンスを披露。西武ファンの一部からはブーイングが起こる中、右中間に陣取った鷹党からは大きな歓声が上がった。

開幕戦以来となる2号に「打ったのはスライダー。追い込まれてから何とかしようと必死でした。満塁のチャンスを生かす打撃ができて本当によかった」と勝機をグッと引き寄せるアーチを喜んだ。ベンチに戻ってナインの祝福を受けた山川は、バットを拝み倒すようなしぐさを見せ、会心の一打をかみ締めた。

© 株式会社東京スポーツ新聞社