【皐月賞/穴ライズ】「爆発力は世代屈指、エンジン全開なら人気馬ぶっこ抜きも」 想定“6人気”前後の刺客

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■アーバンシック

ゲートがうまくなく後方からの競馬になってしまうが、エンジンが掛かれば末脚は強烈。2番人気に支持された前走の京成杯では、前残りの展開の中でただ1頭、馬群を割って伸びてきた。最後はダノンデサイルを捕えきれず2着に敗れたものの、ファンに与えたインパクトは大きかった。

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さらに凄かったのが、新馬戦勝ちから返す刀で臨んだ2走前の百日草特別。もっさりとしたスタートから道中は最後方に構えると、仕掛けられた直線ではぐんぐんと加速。とても届きそうにない位置から、上がり33秒2の豪脚で差し切ってみせた。爆発力は世代屈指だ。

器用な馬ではなく、長い直線で持ち味が活きるタイプ。本質的に小回りの中山向きとは言えないが、今回は持久力戦に持ち込みたい馬が多く、差しも決まる展開になると予想。エンジン全開なら人気馬ぶっこ抜きのシーンまで考えておきたい。

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著者プロフィール

山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長
元・競馬月刊誌の編集長で、現在はスポーツの未来を読みとくメディア『SPREAD』の編集長。1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、穴馬予想を追求し続けている。「ウマ娘」はゴールドシップ推し。

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