BSフジのドキュメンタリー番組「鉄道伝説」は、2024年4月15日(月)深夜に「第135回 C51形蒸気機関車と島安次郎~大正のエポックメーキング~」を放送します。放送時間は24時30分から25時です。
鉄道の歴史・伝説に迫る番組、「鉄道伝説」。今回は、C51形蒸気機関車(SL)を紹介します。
日本初のパシフィック形の旅客用高速SLであるC51。大正8(1919)年、華々しい日本の発展期に開発され「パシフィック、意気高し」とうたわれた名機です。SLが鉄道の王者として君臨していた時代、その機体には設計者たちの自信と気概が満ちあふれていたといいます。
バランスの取れた美しい姿は、高速美の象徴と称され、当時の最高速記録を塗り替え、欧米の模倣から完全に抜け出した最初の国産機関車といわれました。それは、まさに鉄道が開業してわずか50年で世界水準に追いついた日本の鉄道のターニングポイントに。大正期の輝かしい近代化の象徴として生み出されたC51の開発の裏には、明治の鉄道開業以来、日本が抱え続けてきた足かせとの苦しい戦いが待ち受けていました。
番組では、C51形蒸気機関車と、その開発に携わった島安次郎の伝説に迫ります。
C51形 2021年03月27日撮影