【皐月賞/穴ライズ】「良馬場でさらにパフォーマンス上昇の可能性も、この人気なら押さえたい」 単勝オッズ“30倍台”で妙味たっぷり

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■サンライズジパング

ホープフルS3着の実績を引っ提げて臨んだ前走の若駒S。勝負どころでモタつき、馬群から置かれてしまうシーンがあったものの、直線入り口で左ステッキが入ってトップスピードに乗ると、あっという間に前を交わしてみせた。終わってみれば上がり3Fは、次位に0秒8差をつけて最速。この相手では一枚も二枚も上手だった。

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皐月賞の前に、3月の弥生賞を挟む予定だったが、フレグモーネのために回避。中間のアクシデントの影響が気になるところだが、1週前の坂路で4F50秒4と自己ベストを更新している。一頓挫あったものの、大一番に向けて臨戦態勢は整っていると見ていい。

重馬場の前走で圧勝していることから道悪巧者と思われがちだが、コーナーでノメっていたように、本質的には苦手なタイプ。つまり良馬場でさらにパフォーマンスが上昇する可能性がある。人気も手ごろで、配当妙味も十分。要警戒の1頭だ。

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著者プロフィール
山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長
元・競馬月刊誌の編集長で、現在はスポーツの未来を読みとくメディア『SPREAD』の編集長。1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、穴馬予想を追求し続けている。「ウマ娘」はゴールドシップ推し。

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