STARTO社本格始動も岡田准一・生田斗真・風間俊介「復帰はナシ」の背景に4つの共通点 大デメリットも

岡田准一、風間俊介(C)ピンズバNEWS

4月10日、旧ジャニーズタレントの受け皿となる新事務所・STARTO ENTERTAINMENTの公式サイトが開設された。また同日、初のライブイベント「WE ARE! Let‘s get the party STARTO!!」が東京ドームで開催され、同社は本格始動することとなった。

「公式サイトには所属タレント、グループのページも設けられました。プロフィールページの下のほうを見ていくと元光GENJIの内海光司さん(56)や佐藤アツヒロさん(50)、一般的には知名度の低い野澤祐樹さん(31)、冨岡健翔さん(31)といったタレントの個人ページもあります。つまり、彼らはSTARTO社と契約を結んだということ。

しかしながら、やはり岡田准一さん(43)、生田斗真さん(39)、風間俊介さん(40)のページはなかった。彼らはジャニー喜多川氏(享年87)の加害問題を受けて独立しましたが、そういったタレントもSTARTO社とは再び契約、復帰することが可能だったんです。

ジュニア以外はほぼエージェント契約だともいいますし、STARTO社のほうから彼らに打診がいったのでは、と業界ではささやかれていました。ただ、プロフィールページに彼らの名前はない。やはり、完全決別となってしまいましたね。岡田さん、生田さん、風間さんがSTARTO社に所属するメリットはない、むしろデメリットのほうが大きいでしょうからね」(芸能プロ関係者)

■岡田准一、生田斗真、風間俊介「4つの共通点」とSTARTO社所属のデメリット

岡田、生田、風間には、グループではない、歌をやらない、ダンスをやらない、ファンクラブがなかったという共通点がある。

「岡田さんは元V6ですがグループは解散。3人ともグループに所属していませんから他のメンバーに配慮する必要はない。また、旧ジャニーズ事務所時代にファンクラブがありませんでしたから、STARTO社に引き継ぐこともない。

そして歌とダンスではなく俳優業、情報番組がメインです。そうなってくるとSTARTO社と契約することはむしろマイナスに働くんです」(前出の芸能プロ関係者)

旧ジャニーズ事務所からSTARTO社に変わって以降も多くのスポンサー企業がジャニー氏の一件を問題視しており、所属タレントはCMにおいては厳しい状況にある。一方で独立後、岡田はマクドナルドのCMに“復活”した。

岡田は2023年1月から「朝マック」のCMに出演していたものの、ジャニー氏の加害問題を受け、日本マクドナルドは「いかなる人権侵害も許容することはできない」という立場から旧ジャニーズ事務所に所属するタレントとのCMは「契約期間満了後の更新はしない」と説明。契約期間満了を待つことなく、岡田が出演していたCMは事実上の打ち切りとなった。

ところが、今年1月16日より放送された「スパイシーチキンマックナゲット 黒胡椒ガーリック」でマクドナルドのCMに舞い戻ってきたのだ。また、岡田と生田は2023年3月より「アサヒスーパードライ 生ジョッキ缶」のCMで共演していたが、CM放送が今年3月7日から再開された。

「自分自身の仕事もそうですが、生田さんの場合は妻の清野菜名さん(29)の仕事、CMにも影響を及ぼすのではないかという懸念の声もありました。だからこそ、早々の独立を決意したのでしょう」(前同)

■国際的な映画俳優はダメージ大

イギリス公共放送のBBCが最初に報じたことからも明らかだが、ジャニー氏の一件は日本以上に海外で問題視されている。

「欧米諸国のほうが人権意識が高いですからね。新会社のSTARTO社にはなりましたが、“新会社”と言われるだけあって関係性はゼロとは言えない。ですので、“海外に打って出ていこう”という映画では影響が出てくる可能性があるでしょうし、海外の映画賞への影響も考えられます。岡田さんは特に、そういった大作に引っ張りだこですからね。

さらに風間さんの場合、朝の爽やかな情報番組『ZIP!』に出演している。視聴者の中には批判的な見方をする人もいました。旧ジャニーズ事務所在籍時には“正直、退所してほしい”と漏らす番組関係者もいたと聞こえてきています。

そういった事情が重なり、岡田さん、生田さん、風間さんはSTARTO社に復帰することはなく、個人で活動を続けることを決意したのではないでしょうか」(前出の芸能プロ関係者)

新CMが決まるなど順風満帆な活躍を続ける岡田、生田、風間。やはり独立が奏功したと言えそうだ。

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