稲盛財団が「稲盛研究助成金」を贈呈 50人の若手研究者に 京都市左京区

独創的で優れた研究に取り組む若手研究者らに贈られる「稲盛研究助成金」の贈呈式が、13日、京都市左京区のホテルで行われました。13日には、408人の応募の中から選ばれた50人の研究者たちが、引き締まった面持ちで式に臨みました。「稲盛研究助成」は、京セラの創業者、故・稲盛和夫さんが設立した財団が若手研究者を支援するために1985年から毎年行っているものです。式では今回助成を受ける50人の名前と研究テーマが読み上げられ、稲盛財団の金澤しのぶ理事長から、代表者に助成金100万円の贈呈書が手渡されました。また 助成対象者を代表して、河川の地形や活断層の研究に取り組む九州工業大学大学院工学研究院の厳島怜准教授があいさつに立ち「未発見の活断層の新たな探査方法を確立し、地震の被害を軽減できるよう貢献したい」と今後の決意を述べました。

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