「より積極的で集中していた」フル出場のラツィオ鎌田大地、現地メディアの評価は分かれる「ゲームに入るのに時間がかかる」

現地時間4月12日に開催されたセリエA第32節で、鎌田大地が所属するラツィオはホームでサレルニターナと対戦。4-1で快勝した。

イゴール・トゥドール監督が新指揮官に就任して以降、リーグ戦で2試合連続でスタメンに名を連ねている鎌田は、サレルニターナ戦でも先発。ボランチに入ると、50分には味方とのワンツーで前線に飛び出してラストパスを供給。得点には繋がらなかったものの、フェリペ・アンデルソンの決定機を演出した。その後も攻守に躍動した27歳は、フル出場で勝利に貢献している。

【動画】ラツィオ鎌田大地が決定機を演出!
そんな鎌田に対し、イタリアメディア『Leggo』は採点記事で「6点」を付与。「この日本人をトゥドール監督はレギュラーとして起用し続けている。この試合では、より積極的で精神的にも集中していた。良い動きや興味深いアイデアもあった」と評している。

一方、『TUTTOmercatoWEB』も、同じく「6点」を与えているが、「ゲームに入るのに時間がかかる。2-1の場面では、GK(クリストス・)マンダスに非常にリスキーなバックパスを出した」と厳しめの評価をしている。

指揮官交代後、出場機会が増えているものの、トゥドール監督に今季限りでの退団の意志を伝えたと報じられている鎌田。パフォーマンスのみならず、来季の去就にも注目が集まっている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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