【中日】6回一挙4得点で逆転勝利 4年ぶり6連勝に立浪監督「最高の形のゲームになった」

6回裏にタイムリーヒットを放った中田翔(左)

中日が13日の阪神戦(バンテリン)に5―2で勝ち、4年ぶりの6連勝。立浪和義監督(54)は「正直にうれしいです。先制されたんですが、あそこ(6回)で一挙に逆転できた。8回の山本の(右前適時打による)1点も大きかった。今日は最高の形のゲームになった」と手応えを感じている。

先発・メヒアが初回、佐藤輝に2点適時打を許したが、6回に一挙4得点で逆転。「(阪神先発の)大竹投手は序盤、制球もテンポも良くなかなか崩せないなと思っていたが、あの回はすこしボールが浮き出したところを打者が集中して連打してくれたと思います」と攻撃陣を称えた。

特に大きかったのが反撃ムードを高めた中田の一撃だ。6回無死一、三塁から中前適時打を放ち1点差。5試合連続打点となる4番の一振りで反撃ムードは一気に高まった。「ランナーがスコアリングポジションにいるときの集中力は人と違うものを持っている。それが毎打席出るわけではないが、ここぞというところでは人にない集中力を発揮するなという感じがします」と指揮官も4番・中田の勝負強さに脱帽だ。

6連勝は立浪政権下では初で2020年10月以来4年ぶり。このときは7連勝を飾っている。14日の試合は中日・梅津、阪神・才木が先発。「才木投手も素晴らしい投手。何とかしぶとく点を取って守り勝つ野球ができるように明日も頑張りたい」。立浪監督の言葉からは確かな自信が感じられた。

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