阪神・佐藤輝明内野手(25)が13日の中日戦(バンテリン)で、今季2度目のマルチ安打を記録した。
初回、一死から中野が四球で出塁。続く森下は右飛に倒れたが、大山も9球粘って四球を選んだ。二死一、二塁の好機で佐藤輝に打順が回ると、先発・メヒアのチェンジアップを捉え、右中間を割る2点適時二塁打を放ち、先制点を奪った。
さらに4回の第2打席でも、メヒアが投じた150キロの直球を右前に運んだ背番号8。試合前には打率2割を割っていたが、この日は4打数2安打で打率2割1分2厘とし、復活の兆しを見せた。
また、守備でも好プレーが飛び出した。6回に4点を奪われた直後の一死満塁で、カリステの三塁線の当たりを併殺に仕留めた。試合後は「先制点になったので良かったですし、守備もどんどん続けてやっていきたいです」と表情を引き締めた。
一方でチームは先発・大竹が6回途中4失点、3番手・漆原が1回1失点と竜打線を止めきれず、2―5で逆転負けを喫した。