笠岡市ダブル選 各候補最後の訴え 14日投開票

(左から届け出順に)栗尾典子氏、小林嘉文氏

 任期満了に伴う笠岡市長・市議選は13日、舌戦最終日を迎え、各候補は最後の訴えに声を振り絞った。投票は14日午前7時~午後6時に市内37カ所で行われ、即日開票される。

 市長選は新人で元市議の栗尾典子氏(56)、3選を目指す現職の小林嘉文氏(63)の無所属2人が立候補。現市政への評価を最大の争点に論戦を展開してきた。自民、公明両党が自主投票を決め、連合岡山が栗尾氏を推薦している。

 栗尾氏は「対話と調和の市政運営で新しい時代を」と掲げ、笠岡湾干拓地から発生する臭気対策、放課後児童クラブ費無償化などを訴える。小林氏は企業誘致といった8年の実績を強調し、民間活力を生かした工業用地の整備なども訴え「流れを止めるわけにはいかない」とする。

 市議選は定数20に対し、現職14人、元職1人、新人9人の計24人(公明2人、共産1人、参政1人、無所属20人)が立っている。

 開票は午後8時から市民体育センター(同市八番町)で行われ、市長選は同10時、市議選は同10時半ごろに大勢が判明する見込み。

 有権者数(6日現在)は3万8638人(男1万8504人、女2万134人)。

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