【体操】全日本5位・杉原愛子 パリ五輪への思い「体操をメジャースポーツにしたい」

杉原愛子

体操女子の杉原愛子(TRyAS)が〝花の都〟で開催される祭典への思いを語った。

2016年リオデジャネイロ五輪、21年東京五輪代表の杉原は一度は現役を退くも、23年秋に現役復帰を決断。「1回体操からは離れてみて『やっぱり自分、体操めっちゃ好きやな』と思った。やっぱり体操をメジャースポーツにしたい。一番目立つところといえば五輪。だからパリを目指そうと思っている」と明かした。

13日に行われた全日本個人総合選手権3日目(群馬・高崎アリーナ)の女子決勝では、106・496点で5位。パリ五輪代表の5枠は今大会の得点を持ち点に争うNHK杯(5月)にて、上位4人とチーム貢献度で1人が選出される。NHK杯に向けて巻き返しが求められる中で「床はめっちゃ良かった。桜が予選より満開の演技ができたと思うけど、悔しい気持ちがある。来月のNHK杯では良い点数につながるように、もっともっと練習して、楽しんで体操をやりたい」と意気込んだ。

泣いても笑っても残された時間は約1か月。杉原は「どうしたらいいのかを先生と相談しながら、きちんと代表選手になれるように『自分は最強や』と思いながら練習したい。大好きな体操をもっと楽しみながら、みなさんにもその楽しさをお伝えできるように、メジャースポーツにできるように頑張りたい」と前を見据えた。

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