日経大、開幕戦で快勝 プロ注目の台湾人スラッガーが豪快弾【福岡六大学野球】

力投する日経大・渕上(撮影・栗木一考)

◆福岡六大学野球春季リーグ戦第1週第1日 日経大6―0福工大(13日・九共大)

日経大のプロ注目スラッガー林冠臣(4年・日南学園)が先制2ランを放った。

初回1死一塁で1ボール1ストライクから直球を振り抜き、打球は左翼フェンスを大きく越えた。195センチ、105キロの巨体から放たれたパワフルな打球について「何も考えず来た球を打ち返そうと勝手に体が動いた」と振り返る。

打撃向上を目指して昨年からウエートトレーニングを本格的に始めた。ベンチプレスは入学時の80キロから145キロを上げられるまでになり「今日の本塁打は去年までなら入っていなかったと思う」とパワーがついたことを実感している。

台湾出身で中学生まで台湾で過ごした。台湾で発生した地震の後、すぐに自宅に連絡すると「大丈夫だよ」と言われ安堵(あんど)した。卒業後はプロを志望する。夢をかなえるためにさらにアピールしていく。

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