“有言実行”のJ1初ゴール。横浜の特別指定FW塩貝健人が示したポテンシャル

[J1第8節]横浜 2-2 湘南/4月13日/日産スタジアム

“有言実行”のゴールだ。

2-2の引き分けに終わったJ1第8節の湘南ベルマーレ一戦で、横浜F・マリノスの特別指定選手であるFW塩貝健人が、チームの先制点となるゴールを決めた。

3日前のガンバ大阪戦でJデビューを果たし、「次は決めたい」と語っていた19歳は、21分に右サイドの水沼宏太からの折り返しを右足で押し込んだ。

【動画】塩貝のJ1初ゴール!
試合後、J1初ゴールの感想を訊かれると、塩貝は「もう1点取りに行こうと思った」と喜びよりも貪欲な姿勢を見せた。

また、序盤から積極的にドリブルで仕掛けたり、複数の相手に囲まれても取られないキープ力を発揮するなど、56分にピッチを退くまで最前線で堂々としたプレーを披露。本人は「20分くらいまでは試合に入れている感じがしなかった」と謙虚に述べたが、大きなポテンシャルを示したと言える。

この一戦で得た収穫については、次のように語った。

「ウイングの選手にはクロスのポイントに入ると伝えていて、昨日から合わせていたので、それだけは意識していました。最近はクロスから点が取れるイメージがだんだんついてきたので、そこは収穫かなと思います」

慶応義塾大在学中のストライカーの、さらなる成長と活躍が楽しみだ。

取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)

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