「東京で負けたからこそ表現できることがある」…ボクシング岡澤セオンパリ五輪「必ず金」へ決意 鹿児島市で壮行会

支援者と記念撮影する岡澤セオン選手(中央)=13日、鹿児島市のサンロイヤルホテル

 鹿児島県鹿屋市を拠点に活動し、パリ五輪に出場するボクシング日本代表の岡澤セオン選手(28)=INSPA=の壮行会が13日、鹿児島市のホテルであり、支援者ら約100人が参加した。岡澤選手は「東京で負けたからこそ、諦めない心やスポーツのすごさを表現できる。必ず金メダルを取って恩返しする」と決意を語った。

 五輪出場は東京に続き2大会連続。岡澤選手は世界選手権のチャンピオンベルトを持って入場。県連盟の舩迫進会長が「必ず金メダルを獲得してくれると確信している。キバレ、チェスト」とあいさつした。参加者たちは、岡澤選手と記念撮影をするなどして激励した。

 岡澤選手は鹿児島国体を目指し2018年に強化指導員として来鹿した。東京五輪では2回戦敗退だった。試合前の健康診断を担当していた瀬戸山セツ子さん(69)=同市坂之上3丁目=は「以前に比べると落ち着いていて、チャンピオンの風格が出た。納得のいく戦いをしてほしい」と願った。

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