米国姉妹校と初交流 英語で文化紹介、ゲームも

 私立湘南学園(藤沢市鵠沼松が岡4丁目)で13日、3月に姉妹校提携を結んだ米国の学校との初めての交流事業が行われた。来日した生徒22人と同学園の中高生が合同授業に臨み、英語で自国の文化や学校の特徴を紹介するなど親交を深めた。

 姉妹校提携を結んだのは、インディアナ州インディアナポリスにある「オーチャードスクール」。幼稚園から中学校までの一貫校で、幼稚園から高校まである湘南学園と似た形態で運営されている。

 同スクールはもともと藤沢市立第一中学校と交流があり、2年に1度「ジャパンツアー」と称して藤沢を訪問している。2012年に第一中関係者から交流への参加を呼び掛ける打診が湘南学園にあり、私立の一貫校同士の姉妹校提携へと発展した。

 今回は提携後初のジャパンツアーで、同スクールの児童・生徒と教員、保護者ら総勢40人が参加。藤沢滞在中のホームステイ先を市内で広く募集するなど、受け入れ態勢を整えて開催にこぎ着けた。

 交流事業はこの日、湘南学園と第一中でそれぞれ開催。このうち同学園では、生徒が流ちょうな英語で来訪を歓迎。日本のアニメ文化を紹介したり、いす取りゲームに興じたりして盛り上がった。

 中学2年生の高橋ももかさん(13)は「緊張したけど、良い機会になった。メールアドレスも交換できたので、連絡を取り合って英語の練習もしたい」と話していた。

 一行は、14日まで藤沢に滞在。その後、東京都内や京都のほか、オバマ大統領の訪問で沸いた広島にも足を運ぶ予定という。

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