デジタル採点40%時間削 宮崎市教委、中学モデル5校で検証

 宮崎市内の中学モデル5校で実施した定期テストの採点を人工知能(AI)で行う「デジタル採点システム」の2023年度検証結果について、市教委は、採点時間の約40%(約50分間)削減につながったことを明らかにした。長時間労働になりやすい中学校現場では、教職員の働き方改革につながることが期待され、24年度は同採点を市内全市立中学校で導入する。一方、事前の設定や入力に手間取ったり、使いづらい教科や設問もあったりするなどの課題も見られた。

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