首相、内政課題注力へ 訪米成果強調、帰国の途

米ノースカロライナ州のローリー・ダーラム空港から帰国の途に就く岸田首相と妻の裕子さん=13日(共同)

 【ローリー共同】岸田文雄首相は12日(日本時間13日)、一連の米国訪問日程を終えた。米ノースカロライナ州で記者団に「日米がグローバルなパートナーとして、いかなる未来を次の世代に残そうとしているのかを発信できた」と成果を強調した。13日、帰国の途に就いた。到着後は内政の課題に注力する意向だ。自民党派閥裏金事件を受けた政治資金規正法改正や衆院3補欠選挙の行方が焦点となる。

 デフレ脱却に向けて賃金と物価がともに上昇する好循環の達成も問われる。記者団から衆院解散の時期を問われ「政治の信頼回復と経済をはじめとする先送りできない課題に取り組んでいく。今はそれに専念するのみだ」と語った。

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