ウエストエンド舞台『ア・リトル・ライフ』、嘔吐者続出で公演中断に

ジェームズ・ノートンとルーク・トンプソンが昨年主演していた英ウエストエンドの舞台『ア・リトル・ライフ』で、客席での大量の嘔吐が発生し、公演を中断した日があったという。米作家ハニヤ・ヤナギハラの小説を原作とした同作品では、虐待やトラウマという難しい題材に多くの観客が苦戦し、ある上演では、会場中にその症状が広がったため劇の進行を止めたことをルークが明かしている。

『ブリジャートン家』で知られるルークは、ガーディアン紙にこう語った。「最もクレイジーだったのは、上演の最後の方だった」「劇中の静かな瞬間に誰かが大声で咳き込んでいて、ショーは中断せざるを得なかった。ドレスサークルで他の観客の上に嘔吐した人がいたことが判明し、その観客も嘔吐し始めて、まるで連鎖反応のようだった。『自己増殖』的な部分がどれだけあるのか、考えてしまう。生々しい内容を期待して来る人が多ければ多いほど、そういう反応も強くなるかもしれない。パンデミック後に失神事件が増えたのは確かだ」

そんなルークは「ネタバレには気をつけないと逮捕されちゃう」とジョークを飛ばしながらも、間もなく公開となるネットフリックス作品、『ブリジャートン家』シーズン3での役柄について「ロマンスに溢れすぎている」「そこには女性差別もあるかもしれない。でもジュリア・クインの本はロマンス小説だから、それを探求しないのは裏切りなんだ」と語っていた。

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